kumaの個人的評価 90点 (Amazonレビューを見る)
劇場公開日 2016年1月8日
レンタル開始日 2016年5月3日
あらすじ
アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代。ジム・ドノヴァンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。ソ連の スパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメ リカ人スパイの交換を成し遂げることだった。良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた男が、米ソの戦争を食い止めるために全力で不可能に立 ち向かっていく!
「ブリッジ・オブ・スパイ」公式サイトより
感想
最初から最後まで緊張感にあふれていて一時も目が離せませんでした。あっという間に2時間20分が過ぎてしまった感じです。
トム・ハンクス演じるジム・ドノヴァンの職業は弁護士で、映画の随所に弁護士らしい交渉シーンが出てきますが、その場面に応じた態度や言葉の選びかたにリアリティがあり、観ている方は自然に感情移入してしまいます。
スパイ交換の交渉シーンは静かなやり取りながら、思わず手に汗を握りました。
主役のジムだけでなく、他の登場人物(特にソ連のスパイのアベル)も魅力的でした。
この映画の面白さは、余分なシーンをそぎ落としたテンポのよさ(それでいて説明不足に陥っていません)と、徹底したリアリティの追求にあると思います。
派手な演出はありませんが、最後まで退屈せずに観られる良い映画でした。
予告編