Re:LIFE~リライフ~

悪い人が出てこない、大人向けほのぼの恋愛ドラマ

kumaの個人的評価 85点 (Amazonレビューを見る)

劇場公開日 2015年11月20日
レンタル開始日 2016年4月27日

あらすじ

かつてアカデミー賞を受賞するも、15年間鳴かず飛ばず状態の脚本家キース(ヒュー・グラント)は、破産寸前で妻子にも逃げられる始末。人生どん底の彼は 郊外の大学でシナリオコースの講師を引き受けるが、乗り気でなく不真面目に振る舞う。しかし、子育てしながら復学したホリー(マリサ・トメイ)をはじめ真 剣な生徒たちの情熱に接するうちに、鬱屈(うっくつ)したキースの心に変化が生じ……。

シネマトゥデイより

感想

とにかく観ていて心が温かくなる映画でした。

ヒューグラント演じる落ち目の脚本家キースが、ハリウッドで脚本の仕事がもらえず、食べていくために不本意ながら田舎の大学で教える、というストーリー。

キースは大学に着任早々、女子学生と寝たり、女性教授にセクハラ行為をしたりと問題行動を起こしますが、真剣に授業に取り組む受講生たちとの交流を通じて自分自身も成長し、次第に教師らしくなっていきます。

随所に出てくる受講生とのシナリオ論のやりとりは、結構深みがあり、短いシーンながら観ていて「なるほど」と思いました。

また、映画「セッション」のJ・K・シモンズが大学の学科長としてたびたび出てくるのですが、この学科長が家族思いの味わい深いキャラクターで、観ていてほっこりしました。

この映画は売れない脚本家が主人公の映画ですが、この映画自身の「脚本」は素晴らしく、家族や恋人と一緒に観るのに最高の映画です。

もちろん、おじさんが一人で晩酌しながら観ても何ら問題ありません。

予告編

作品情報
【キャスト】
ヒュー・グラント(キース・マイケルズ 声:森田順平)
マリサ・トメイ(ホリー・カーペンター)
ベラ・ヒースコート(カレン・ギャブニー)
J・K・シモンズ (ハロルド・ラーナー学科長)
クリス・エリオット(ジム・ハーパー教授)
アリソン・ジャネイ(メアリー・ウェルドン教授)
【スタッフ】
監督&脚本: マーク・ローレンス
製作: マーティン・シェイファー 、リズ・グロッツァー
製作総指揮: デヴィッド・コプラン