ゾンビ化した少女が狼男と肉弾戦を繰り広げる何が何だか訳のわからない映画。15点
© 2015 SANDPILE FILMS, LLC. All Rights Reserved.
あらすじ
アメリカ北部、山間の町で凶暴な狼が人を襲う事件が頻発。山狩りを決行した保安官のアダムは、狼の大群と遭遇。間一髪の危機を救ったのは、失踪中の女子高生、サミーだった。サミーは、オオカミ人間と代々にわたり戦い続けてきた、“森の番人”と呼ばれる血族の末裔だった。次の満月の夜、巨大な“母オオカミ” が復活し、人間を喰いつくしにやって来る!“赤ずきん”に身を包んだサミーは、邪悪な魔物の軍団に決死の戦いを挑むが…。
公式サイトより
感想
狼男が出てくるのは映画の終盤の方だけで、基本的に野生のオオカミが人間を襲いまくるだけの退屈極まりない展開。
満を持して出てくる狼男はフルCGで描かれているものの、クオリティが低すぎて失笑もの。
オオカミとのバトルシーンもただカメラを揺らしまくるだけで、迫力も緊張感もない。
大体において、主人公のサミーが可愛くないのが致命的。
サミーはオオカミを見つけると目を光らせ、牙をむきながらオオカミに襲い掛かっていくが、その姿に童話の「赤ずきん」のイメージは微塵もない。もはやサミーにズタズタにされるオオカミの方がかわいそうに見えてくるレベル。
ストーリーも何のひねりもなく、はっきり言ってくだらない。
ファンタジー感あふれるパッケージ写真とは裏腹に、映画の序盤に露骨な性的描写があるので苦手な人は注意が必要。
この映画は一体どの層をターゲットにしているのか、全く不明。よほどのB級映画マニア以外には決してオススメしない。
劇場公開日 未公開
レンタル開始日 2016年5月3日