大きな音とビックリ映像で99分間ひたすら驚かすだけの、中身がないホラー映画。50点
© 2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
あらすじ
女子大生の有里(山本美月)は、あるビデオを再生する。それは、観た者に貞子から電話がかかってきて、2日後に死ぬという「呪いの動画」だった。一方、女子高生の鈴花(玉城ティナ)は引っ越し先の向かいにある「呪いの家」に入ってしまう。霊媒師の経蔵(安藤政信)は二つの呪いを解くために、呪いの動画の貞 子と呪いの家に居る伽椰子を激突させようとするが……。
シネマトゥデイより
感想(ネタバレなし)
とにかく音が怖かった。
不気味な映像が爆音とともに急に映し出されるので、そのたびにビクッとなった。
映画が終わるまでひたすらビックリさせられ、映画館から出た後クタクタになった。この感覚は、遊園地にある「お化け屋敷」から出てきたあとの感覚に近い。
ストーリー自体は大したことないが、観ている側の「多分この後こうなるんだろうな・・・」という予想をいとも簡単に裏切っていく展開で、思わず「おおっ」と唸ってしまった。
そもそも、一体どういう流れで「貞子」と「伽椰子」が対決することになるのか、そこが一番興味のあったところだが、ストーリー的にちゃんと対決する必然性を持たせてあったので、その点は良かった。
この映画は、タイトルからもわかるように「エイリアンVSプレデター」的なノリであるため、純粋なホラー映画としての出来を評価するのは難しいし、すべきでもない。
この映画は、「お化け屋敷」に怖がりに行くという感覚で鑑賞することをオススメします。
劇場公開日 2016年6月18日