様々な事情で5人になった男女は、高級ホテルになる“予定”のボロホテルを今ではすっかり気に入っていた。そんな彼らに、新たな選択が待ち受ける。 イヴリンは才能を生かしたビジネスチャンスを手にするが、互いに好意を抱くダグラスとの関係を前に進める勇気はなかった。副支配人として大活躍のミュリエルは皆を見守っていたが、彼女にも誰にも言えない秘密があった。一方、若きオーナーのソニーはホテルの拡大と恋人との結婚という二大イベントを前に、次々と問題を起こしてしまう。そんな時、謎めいた客がやって来る――。

公式サイトより

感想（ネタバレなし）

とにかく登場人物が多すぎる。

登場人物の9割が70歳以上の高齢者で、一人一人に恋愛エピソードが用意されていて、それが同時進行で展開していくもんだから、「えーと、この人は誰と付き合っているんだっけ」と記憶をたどりながら観ることになる。

正直、途中で神経衰弱でもしているような気分になった。

外国の老人が主役の恋愛ドラマというだけでもハードルが高めなのに、その舞台がインドであることも相まって、何がなんやら訳がわからなくなる。ラストの老若男女入り乱れてのダンスシーンは、もはや半笑いで観るしかなかった。

この映画を観て楽しめるのは、お金と暇を持て余したバイタリティ溢れるご年配の方くらい。少なくとも私のような平均的日本人が観て共感できるような内容ではなかった。

色んな意味で異世界の映画といえる。

劇場公開日　2016年3月4日
リリース日　2016年7月6日
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