「エージェント・ウルトラ」感想(ネタバレあり)

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CIAによって肉体改造されたヤク中の青年が「スプーン」で敵を瞬殺していくアクション映画 45点

 ©2016 LIONS GATE ENTERTAINMENT INC.

あらすじ

片田舎のコンビニでバイトをしているダメ青年マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、一緒に住んでいる恋人フィービー(クリステン・スチュワート)とハワイ旅行に出て結婚を申し込もうと決意する。だが、出発前にパニック発作を起こして旅行は中止に。ある日、彼は店に乱入してきた暴漢たちを無意識のまま瞬殺してしまう。それを機に、マイクがCIAの極秘マインドトレーニング計画で育成されたエージェントであったことが判明。やがて計画の封印を進めるCIAか ら次々と刺客を放たれ、フィービーを誘拐されてしまうが……。

シネマトゥデイより

感想(ネタバレあり)

B級映画の雰囲気が漂いまくるストーリーだが、意外と脚本はしっかりしていてアクションシーンも見ごたえがある。

見た目ヒョロヒョロのマイクが、「スプーン」や「ちり取り」を使って屈強な男たちを瞬殺するシーンは迫力があった。

流血しまくりの血生臭いストーリーながら、マイクのキャラクターが「ほのぼの」しているおかげで、全体的にマイルドな仕上がりになっている。

最初から最後までマイクが敵を次々に倒していくだけの映画だが、一応、恋人との恋愛ドラマ的要素もある。実はマイクの恋人は、マイクを監視するためにCIAから送り込まれたエージェントで・・・、という筋書きだが、はっきりいってどうでもいい。

全体的にコメディ・テイストが漂っているが、積極的に笑いをとりにくるかというと、そういう訳でもなく、ストーリーは至って真面目に進んでいく。

個人的には思いっきりコメディ路線に振ってもよかったんじゃないかと思う。

R15作品なので、暇で仕方ないときに一人で観るのにちょうどいいでしょう。

劇場公開日 2016年1月23日
リリース日 2016年6月23日

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