おバカな人しか登場しない下ネタ満載のコメディ映画 30点
感想(ネタバレなし)
正直なところ全く笑えなかった。
登場人物が全員おバカで、まともな人間は一人も登場しない。
そもそもコメディは、登場人物にまともな人間がいてこそ成立するものだと思う。
一応、ストーリーとしては、マイクとデイヴの兄弟が、遊び好きの2人の女性に振り回され、挙句の果てに妹の結婚式をめちゃくちゃにするという内容。
だが、そんなストーリーはどうでもよく、この映画は卑猥な言動と突飛な行動を繰り返す風変わりな若者たちをただひたすら鑑賞するのがメインとなる。
そこに面白さを見い出せるかどうかが問題だが、普通の日本人の感覚として、この笑いのセンスには到底ついていけないと思う。はっきり言って寒すぎる。
最後に、ちょっぴり「いい話」にもっていこうとするが、もはや手遅れで視聴者の気持ちはすでに「ドン引き」状態。
下ネタがかなりドギツく、子供には絶対に見せたくないし、家族で見るのも避けた方がベター。
20世紀フォックスの看板に騙されて下手に手を出すと大やけどをする危険な映画。
ただ、製作費だけはケチらずにきちんとかけている印象。そこだけは好感がもてる。
「ウエディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行」」
(劇場未公開 リリース日:2017年1月6日)