「ラ・ラ・ランド」感想(ネタバレなし)

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歌とダンスと映像が絶妙にマッチしたお洒落でキュートなミュージカル映画。70点

感想(ネタバレなし)

オンライン試写会にて視聴。

名作「セッション」のデイミアン・チャゼル監督の長編第2作にして、アカデミー賞最有力候補ということで、観ないわけにはいかない。

ストーリーは極めてシンプル。女優を目指すミア(エマ・ストーン)とジャズ・ピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)の恋の行方を描く。

幻想的で色彩豊かな映像はひたすら美しく、全編に流れるジャズ音楽が映像にマッチしていて心地良い。

主役二人の魅力も申し分なく、最初から最後まで安心して観ていることが出来る。

ミュージカル要素は意外とおとなしめなので、ミュージカルが苦手な人でもすんなり受け入れられると思う。

ただ、難点を挙げると、主役の2人の人間性があまり深く掘り下げて描かれていないため、2人が感情を歌に乗せても表層的な部分しか伝わってこず、感情移入がしにくかった。

ストーリー自体も、恋愛ドラマとしては平凡で物足りない。

それでもラストは泣かせられた。

ちょっと前評判が高すぎる気がするので、あまり過大な期待をしすぎないほうが吉。

オシャレ感が抜群の映画なので、夫婦やカップルで映画館に観に行くと間違いなく幸せな気持ちになれます。

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