「ゲットバック−人質奪還−」感想(ネタバレあり)

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とにかく「殴る」、「蹴る」、「撃つ」の脳筋系アクション映画。60点

感想(ネタバレあり)

アクション満載、というか最初から最後までアクションしかない映画。

主人公のトーマスは元FBIの捜査官で、武器商人のクーパーの組織に潜入捜査をしていたところ、クーパーの娘のエマといい仲になり、二人の間にカーリーが生まれる。

しかし、エマが殺されたことでクーパーはトーマスを逆恨みし、トーマスは身の安全のためカーリーとともにイギリスに身を潜めて生活することに。

質素ながら落ち着いた生活を送る二人だったが、ある晩、強盗がトーマスの自宅に押し入り、トーマスはカーリーを守るために強盗を殺してしまう。

そのことがテレビのニュースで取り上げられ、クーパーはトーマスの居所を知ることになる。

クーパーは孫のカーリーを奪い取るため、トーマスのもとに凄腕の暗殺者を送り込む・・・。

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トーマスは何度も危機的状況に追い込まれるものの、彼が醸し出す「絶対に死なない」感がすごくて、良い意味でハラハラせずに安心して観られた。

ラストは予想通りトーマスがクーパーを返り討ちにしてハッピーエンド。

見どころは無駄にキレのある格闘シーンで、飛び蹴りを放つときにスローモーションになるあたりが一昔前のアクション映画を彷彿とさせる。

ストーリーに大したひねりはないが、テンポがいいのと、アクションに振り切っているあたりが潔く、意外と楽しめた。

プロレス団体の系列会社が作った映画らしく、そういわれてみると確かに視聴者の予想を全く裏切らないストーリー展開は「プロレス」的だと感じた。

たまにはこういう何も考えずに楽しめる映画もいいですね。

タイトルに「人質奪還」とあるものの、別に誰かが人質にとられるという話ではないので、邦題はちょっと?な感じ。

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ゲットバック−人質奪還−(劇場未公開 WOWOWで視聴)

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