感想(ネタバレなし)
閑静な住宅街で静かに暮らす夫婦の隣に、スパイ(?)が引っ越してきたからさあ大変。というストーリー。
登場人物にイヤミがなく、笑いも下品になる一歩手前でギリギリとどまっていて普通に楽しめる。
ただ、スパイ・コメディとしては、ジュード・ロウやジェイソン・ステイサムが出演している「SPY/スパイ」ほどキャラクターにパンチ力はなく、コメディのクオリティもそれほど高くはない。
スパイ役の男性もどこか間が抜けているし、犯罪組織のボスもおっちょこちょいで、なんというかこの映画に登場する男性全員が「間が抜けている」。
対照的に、女性陣は頭が切れるし美人かつナイスバディで、人間的な魅力に満ち溢れている。特に、妻のカレンは一見地味な主婦ながら、セクシーなドレスに身を包んだ時のギャップが凄い。
結局、この映画の本質はゴリゴリのコメディなので、本格的なスパイ・アクションを期待すると肩透かしを食らう。
過激な内容は控えめで無難な内容ながら、誰もが楽しめる後味の良い映画に仕上がっている。
そういうところは、さすが20世紀フォックスといったところ。
おすすめ。
75点(100点満点)
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Mr.&Mrs. スパイ